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和太鼓同時演奏世界一! 盛岡さんさ踊り

昨年、「和太鼓同時演奏世界一」の記録を更新し、話題となったさんさ踊り。今回は盛岡を代表するこのイベントについて紹介します!

さんさ踊りの歴史

さんさ踊りの起源とは

さんさ踊りは、三ツ石伝説という伝説が起源だといわれています。
その昔、南部盛岡城下にあらわれた羅刹鬼という鬼に困り果てた里人たちが、三ツ石神社に悪鬼の退治を祈願しました。神様はその願いを聞き入れ、悪鬼を捕え、二度と悪さをしない誓いに境内の大きな三ツ石に手形を押させました。
鬼の退散を喜んだ人たちは、三ツ石の周りを踊り回りました。これが、さんさ踊りの始まりだといわれています。

「見る」祭りから「参加型」の祭りへ

伝承以来、毎年お盆になると、盛岡とその周辺地域でさんさが踊られるようになりました。そして昭和53年を転機に、「見る」祭りから、「参加する」かたちへと変化していきます。
ただ、さんさ踊りは地域ごとに発展してきたため、演目により独特の振り付けがあり、一般市民が習得するには難しいといわれていました。その状況を変えたのが「総合さんさ踊り」です。振り付けを統一したさんさ踊りを考案することで、人々が祭りに参加しやすくなりました。

さんさ踊りはこんなお祭り

開催期間と場所は

毎年8月1日から4日間、盛岡市役所前中央通りを踊り歩きます。
イベント開催の4日間は、毎年延べ3万人以上の参加者が県内外から押し寄せ、盛岡の中心部を熱く盛り上げます。

構成、踊りについて

さんさ踊りは踊り手を先頭に、太鼓、笛の3パートで構成されます。笛の音と太鼓のリズムに合わせて全身を使い軽快に踊り、ときには跳ねる動作もあります。太鼓は直径約50cm、重さ約7kgを身に付けたまま同様に踊ります。
踊りの途中に、「サッコラーチョイワヤッセー」という掛け声をかけるのも特徴です。サッコラは、幸(さち)を呼ぶとの意味で、「幸呼来」と書きます。

観覧者も参加する「輪踊り」

パレード終了後、会場内の各箇所において出場者たちが輪になり、その場で15分近く踊ります。これを「輪踊り(わおどり)」といいます。
輪踊りは、パレードの出場者だけではなく、一般の観覧者も自由に参加することができます。一般公募で選ばれた「ミスさんさ踊り」とも一緒に踊れるかもしれません。

和太鼓同時演奏世界一!

30周年を記念し挑戦!

2007年6月10日、盛岡さんさ踊り開催30周年を記念し、盛岡競馬場オーロパークにて「和太鼓同時演奏世界一」に挑戦する記録会が行われました。
当日は子どもからお年寄りまで総勢2,571名が参加。一斉に太鼓を打ちながら華麗に踊りました。結果、これまでの記録を620上回り、世界一に認定されました。

再び世界一へ

その後も世界記録を保持していましたが、2011年に熊本市のイベントで記録が更新されます。もう一度世界一をと、2014年6月29日、岩手県営運動公園にて記録会が行われました。
ミスさんさや伝統さんさの団体、大学生のさんさ踊りグループなど、さんさ踊り経験者たちが心をひとつに結集しました。3,437名が5分にわたって演奏し、記録更新を達成。見事に世界一へ返り咲きました。
MORI-1探検隊とは?
魅力溢れる盛岡。盛岡にはたくさんのNO.1があります。MORI-1探検隊では、世界一、日本一、県内一、盛岡一、様々なNO.1を紹介していきます!
  • 和太鼓同時演奏世界一! 盛岡さんさ踊り

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