専門店直伝! じゃじゃ麺はこう食べる!
じゃじゃ麺のおいしさに魅了される
佐藤敏弘さん・村山佳江さん
――オープン年を教えてください
村山さん:創業は平成13年なんです。だから今で14年目。肴町に引っ越してきたのは去年の5月ですね。
――どうしてじゃじゃ麺だったんですか?
村山さん:私は出身が盛岡ではなかったので、初めて食べた時にその食べ方に驚きました。またとてもおいしく、好きになり、自分で作って多くの方に食べてほしいと思ったんです。
――お酒も提供されていますが、じゃじゃ麺と居酒屋が一緒になったお店は珍しいですよね
佐藤さん:そうですね。お客さんからのリクエストがきっかけで始めました。おつまみを食べながらお酒を飲んで、最後にじゃじゃ麺でシメるというスタイルが理想です。
村山さん:シメといえばラーメンという方が多いかもしれませんが、盛岡では飲んだ後にじゃじゃ麺という方が意外に多いんです。
きさくのじゃじゃ麺のポイント
――じゃじゃ麺の味噌の特徴を教えてください
村山さん:じゃじゃ麺の味噌は、子どもさんでも食べやすいように塩気や辛みを控えるようにしています。少しお醤油の風味を感じるかもしれません。
佐藤さん:お酢やラー油、ニンニクなど、色々トッピングして自分好みの味にできるところがじゃじゃ麺の醍醐味ですので、最初から味噌の味が濃過ぎないように意識しています。
――麺はいかがですか?
佐藤さん:モチモチとした太麺で、食べ応えがあります。ありがたいことに「おいしいからおかわり!」と言ってくださる方もいらっしゃるのですが、麺が太いため茹で時間がどうしても10分くらいかかってしまいます。そこで、当店では小・中・大から特大・メガ・テラまで、量を6段階設定しています。最も多い「テラ」は、中盛りの約4人前、なんと1キロ弱! それでも注文する方がけっこういるんです。
村山さん:通常の麺の他、辛いもの好きのお客様のために、唐辛子を練り込んだ当店オリジナルの「赤麺」もご提供しております。噛むほどに辛みを感じると思います。実は女性にファンが多いです。
おいしい食べ方を教えてください!
――じゃじゃ麺のおいしい食べ方ってありますか?
佐藤さん:食べ方も大事ですが、まずは味噌と麺に湯気が立っている出来たてが一番おいしいので、タイミングを大切にしています。食べ方としては、とにかくよく混ぜること。それに尽きます。それからお酢やラー油、ニンニクなどを好みでトッピングしてもらいます。
――トッピングで好きな味を探すってことですね
村山さん:でも初めての方は、最初から調味料をたくさん入れないで、食べながら少しずつ足していった方がいいですね。初めての方には食べ方をガイドさせていただきますので、ご安心ください。
もっとじゃじゃ麺を知ってほしい
――今後の目標を教えてください
村山さん:幅広い世代の方達にじゃじゃ麺を知ってもらい、お店に足を運んでいただきたいですね。まずは一度じゃじゃ麺を食べてみてほしいです。盛岡三大麺と言っても、比率で言ってじゃじゃ麺は少ないんですよね。岩手県内でも盛岡じゃない方、北上、一関に行っても知らない方が多いですから。
――移動出店も行っていると聞きましたが
村山さん:去年からですが、キッチンカーを使い移動出店を始めました。サッカーのクラブチームの試合や、沿岸被災地への炊き出しにも行きました。現在も、沿岸各地へじゃじゃ麺の食べ方と盛岡のお話を一緒にお届けしています。
お店情報
【営業時間】 11:30~14:30/17:00〜23:00(LO22:30)
【定休日】 不定
【住所】 盛岡市肴町6-9
【アクセス】 盛岡駅より徒歩20分
【連絡先】 019-625-0033
佐藤敏弘さん・村山佳江さん 「きさく」