でんでんむしで行く!おすすめ観光コース
盛岡駅東口から乗車し、晴れた日には岩手山を一望できる旭橋をわたって約3分、材木町南口ででんでんむしを降り、歩いて3分ほどで400年の歴史を誇る古刹・永祥院に着きます。
永祥院は、1615(元和元年)年に滝沢村(現滝沢市)鵜飼に開山。寛永年間(1624~1643年)には、盛岡城下の町づくりが進むなかで現在地の材木町に移転しましたが、報恩寺の支配下に入るようという藩の命令に従わず、拝禄が許されなかったという逸話が残っています。
これまで度々火災に遭い、奈良東大寺の大仏造立等に尽力した行基大師作の本尊・盧舎那仏をはじめとする歴史的にも貴重な仏像や本堂などを焼失。現在の本堂は1926(大正15)年に再建されたものです。2000(平成12)年には改築によって山門が新しくなりました。
境内には、盛岡市指定有形文化財の木造地蔵菩薩座像(酒買地蔵尊)が鎮座。商売繁盛のご利益があるといわれ、江戸時代から今日に至るまで地域の人々の厚い信仰を集めています。