材木町南口ででんでんむしに乗り約15分。盛岡バスセンターで下車し5分ほど歩き、せせらぎの音を聞きながら中の橋を渡ると中津川畔に到着です。
　中津川は、北上山地の阿部舘山、岩神山などの沢に源を発する総延長22.8キロの清流。小高い山に囲まれた市街地を静かに流れる風景が、京都の鴨川に似て、みちのくの小京都の風情を醸し出します。春には色とりどりの花が咲き、夏には水しぶきを上げる子どもたちの歓声、秋には産卵のためにサケが遡上し、冬にはハクチョウが羽を休める。川岸で見られる四季折々の命の輝きが、心を癒やします。
　中の橋と毘沙門橋間の川岸にはベンチが置かれ、中津川の景観をゆっくり楽しむことができます。河川敷では物産フェアなどのイベントが盛り沢山です。また初夏の訪れを告げる伝統行事チャグチャグ馬コの休憩地でもあり、ここで一息ついてから目的地の盛岡八幡宮を目指します。