県庁・市役所前からでんでんむしに乗り約3分。盛岡城跡公園で下車すると、目の前が盛岡城跡公園です。盛岡城跡は、南部藩20万石の城下町として栄えた往 時をしのばせる貴重な遺産。北上川と中津川に囲まれた盛岡市中心部にあります。花崗岩をふんだんに使った石垣は見事で、白石城、会津若松城とともに東北の 3名城と称されるほどです。
盛岡城は、南部藩中興の祖である26代信直の子である利直によって1597（慶長2）年に着工し、毎日2千人の人夫を 動員しての大工事の末、1633（寛永10）年に完成しました。明治維新では、幕府軍に組みしたため、城内の建物、城門などすべての施設は解体あるいは一 般に払い下げられ、石垣だけを残すことになりました。
1906（明治39）年、旧城内は県によって整備され、県営の岩手公園として市民の憩いの場となり、1937（昭和12）年には国の史跡に指定されています。2006（平成18）年、開園100周年を記念して、盛岡城跡公園という愛称に。啄木、賢治の歌碑もあります。